「第6回ワークショップ」
・日 時 : 2008年11月21日(金)~23日(日)
・場 所 : 高雄第一科技大学(台湾 高雄市)
・テーマ : "Innovation in International Retailing"
プログラム
参加メンバー
研究発表
スタディ・ツアー
<テーマの趣旨>
いま国際小売企業はイノベーションなくして生き残ることが非常に厳しい時代にきている。もはや過去の成功が通用しない状況の中で、苦境に陥っている小売企業はイノベーションの創造に向けて必要な改革に迫られている。このような問題意識のもとで、今回のワークショップでは現代の小売企業に不可欠なイノベーションに関連した様々な内外の研究のフロンティアに着目しながら、「小売国際化におけるイノベーション」のテーマについて議論する。同テーマはブランド、ICT (情報コミュニケーション技術)、SCMの大きく3つのサブテーマから構成される。
- ブランドは競争状況における革新プロセスを通じてそのベネフィットを消費者に伝達する。競争はイノベーションを促進するように作用し、イノベーションはブランドを消費者ニーズにより敏感にさせる。一方、ブランド・アイデンティティは市場における差別的優位性を提供する。既存のブランドであれ、新しいブランドであれ、消費者を喚起させるものとして競争を促進する。
- 小売企業は革新的なソリューションを創造し、ビジネス・パラダイムを変更するためにICTを活用している。 ICTは業界内およびサプライ・チェーン内関係、供給業者との協働関係、そしてその他の小売業者との協働関係の新しい形態、すなわちサプライ・チェーンのイノベーションを可能にしたと認識する。
- SCMにおける技術適用のイノベーションは、コスト削減、効率の向上、柔軟性、QRを通じてビジネス価値を創造する。さらに、統合された高度先端技術の適用戦略は顧客価値を創造することによってロジスティクスを戦略的なポジションに昇華させる。